ソーシャルファシリテーター 中野 裕弓 オフィシャルウェブサイト


今月のごあいさつ

#003 2008.08

カウンセラー 人事コンサルタント 中野 裕弓

8月、夏真っ盛りです。
ここ数年、8月のイベントは「現役高校生 夏の合宿」です。
昨年の大阪を経て、今年で3回目。 初めての開催地、小田原に戻ってきました。
小田原は、かの二宮尊徳の生まれた地。
合宿の会場となる場所はまさに彼の生家に隣接した尊徳記念館。
二宮尊徳といっても最近の子どもたちはなじみがないようです。
確かに"尊徳”よりは“損得”のほうに目が行く大人も多いこのごろですものね。

第一回目のとき、ワクワクドキドキで小田原駅に集合した高校生たちをバスで迎えに行き、
少しでも緊張をほぐそうとバスの中で話をしたのですが、なかなかのってきません。
そこで彼らにクイズをひとつ「二宮尊徳が薪を背負って本を読んでいる像が、
以前は学校の校庭でよく見かけられました。 なぜ薪を背負って本を読んでいたんだと思いますか?」
シーンとした車内。 しばしの沈黙の後、後部座席でだれかが「筋トレ!」と。
ええっ?筋肉トレーニングのため?? いまどきの高校生の発想って完璧に予想外でした!
その瞬間、わたしは大人として彼らをリードすることをやめました。
それよりも彼らの感性や発想をもっと豊かに表現できるようなそういう場所を提供したいと思ったのです。

正解、不正解、正しい、正しくないで裁くのは大人の専売特許。
でもそれでいいのでしょうか? そこで話が終わったら、お互い歩み寄ることはできません。
対立が生まれ、パワーゲームになります。
大人のほうが力も財力もあるので、そういう図のなかでは子どもは不利です。
相手の考えをより理解しようと歩み寄ることが、「争わないコミュニケーション」の極意。
お互いの考え方を披露しあって相互に思考を深めていく・・・
この面白さを知ったら、良し悪しで裁いて終わり、という短絡的な考え方にはあまり興味がなくなりました。

さて、今月はどんな高校生に出会えるのでしょうか?
同じ地球に生きる人間同士、いい空間を共有し、一緒に楽しみたいと思っています。

みなさまも子どもたちとよい夏休みをお過ごしください。

ろみ



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